成功体験が人を育てる
昨今は、「人手不足」であるということをよく聞きます。
数的に不足していることもあるのですが、「内容」が不足しているという話を愚痴のような感じで聞くことが多くなってきた気がします。
確かに、人を育てるということは難しいことであるという認識があります。
どれだけ厳しくしても、どれだけ優しくしても離れていくときは離れていきます。
そのような状況の中、人はどういった状況で育つのか?
ということを掘り下げていくと、「成功」した体験が多ければ多いほどぐんぐんと成長していきます。
「失敗は成功のもと」という言葉がありますが、「成功」する体験がなければ「失敗」のままで終わってしまうのです。
それだけでは、「失敗損」とも言えます。
失敗を糧にして「成功」させるからこそ人は成長していくのです。
私の考える「理想の上司」の条件の一つとして、「成功体験をさせる」上司であると思っています。
最初から大きな成功出なくて良いのです。
小さな成功体験を積み上げ、失敗と成功を繰り返すことで「自分で考える能力を養う」そういった人材を育てることができます。
労働人口がどんどんと減少していく中、ITなどの技術ではカバーできないものは、当然「人」が行わなければなりません。
そういった「人」を育てていける能力こそ、今後成長していく組織が保有すべき能力の第一要件となるのではないでしょうか?